はじめに
「新卒で入った会社だけど、もう辞めたい」
「でも、たった1年で辞めたら次がないんじゃないか」
「仕事に行きたくない。でも、辞めたあと生活できるのかも分からない」
そんなふうに思いながら、毎朝なんとか起きている人に向けて書いています。
私は、新卒で入った外資系大型スーパーを約1年で辞めます。
退職日は6月末。
退職後は、約2か月の無職期間。
その後は、派遣の事務職に就く予定です。
退職を決めた時点で、貯金は約50万円。
毎月、家賃や生活費の支払いもあります。
退職後にも給与は入る予定ですが、健康保険、年金、住民税、生活費を考えると、何も考えずに辞められるほど余裕があるわけではありません。
それでも、退職を決めます。
理由は、今の仕事が嫌になったからだけではありません。
このまま働き続けても、私が欲しいスキルも、行きたい働き方も、近づいてこないと感じたからです。
この記事では、私が会社を辞めたいと思うようになった理由と、退職後に事務職を目指すまでの流れを書きます。
※辞める判断基準は、別の記事で詳しくまとめます。
焦っていた就活
大学3年生の5月頃から、就活用の大型イベントには足を運んでいました。
でも、学生時代に胸を張って「これを頑張った」と言えることも、のめり込んだものもないせいか、書類選考すらほとんど通りませんでした。
周りが少しずつ内定をもらっていく中で、自分だけ取り残されていくような感覚。
自己嫌悪。そうでないのはわかっていても、自分そのものが否定されているような気がして、ひどく落ち込みました。
焦って就活エージェントにも行きました。
紹介された企業の中には、「面接1回で採用か不採用が決まる」という企業もあります。
当時の私は、それでもすがるような気持ち。
今振り返れば、採用に時間をかけられないほど離職率が高いなど、何かしらの理由があったのかもしれないと冷静に考えられます。
でも当時は、「内定が出るならありがたい」としか思えませんでした。
結果的に2社ほど内定をいただきましたが、両親からは強く反対されました。
今思えば当然ですね。
採用の早さや会社の条件、そこで長く働けるのかという点が不安だったのだと考えればわかります。
それでも当時の私は、「やっと前に進めたと思ったのに、また振り出しに戻った」と感じていました。
その後、たまたま近所で募集していた外資系大型スーパーの面接を受けることになります。
本当は事務職
本当は、不特定多数の人と関わらなくて済むオフィスワークがしたかった。
オフィスワークが好きというよりも接客が死ぬほど嫌いだったという方が近いですが。
落ち着いた環境で事務作業をする方が、自分には合っている。
でも当時は、「未経験の仕事を選べるほどの材料が自分にある」とは思えませんでした。
大学時代に唯一経験があったのは、接客業のアルバイトです。
接客は得意ではありません。
むしろ、できるなら避けたい仕事です。
それでも、
「未経験の職種よりはマシかもしれない」
「接客しか経験がないのに、別の部署を希望したら採用されないかもしれない」
そう自分に言い聞かせて、レジの部署を希望します。
結果、運よく正社員のレジ担当として採用されました。
でも今振り返ると、選んでいたのは「自分に合う仕事」ではなく、「採用されそうな仕事」です。
もしこのとき、別の部署を希望していたら、もう少し長く働けたのかもしれません。
でも当時の私は、「自分が本当にやりたいこと」よりも、「採用されそうな選択肢」を選ぶことで精一杯だったのです。
レジ業務の違和感
私が働いていたのは、会員制の大型スーパーです。
普通のスーパーのように、商品をスキャンして会計するだけの仕事ではありません。
会員には通常会員と上位会員があり、クレジットカードや自動更新の登録など、会員サービスに関わる案内もあります。
私が配属されたレジ担当は、会計と並行して、お客様に上位会員へのアップグレード、クレジットカードの新規作成、自動更新の登録などを案内する役割も担います。
つまり、私にとってのレジ業務は「接客」だけでなく、「営業」でもあります。
ここを知らない人からすると、「販売職なのに、なんでレジで営業?」と思うかもしれません。
そして、私が一番しんどかったのは、まさにその部分です。
私の店舗では、その案内がほぼノルマのような雰囲気でした。
目標を達成できなくても、罰則があるわけではありません。
露骨にきつく当たられるわけでもありません。
でも、「正社員なんだから」「件数を取れるようにならなきゃ」という無言のプレッシャーは、ずっとありました。
成果を出しても楽しくない
入社して半年ほど経った頃、一度だけ、レジでの営業を本気で頑張ってみたことがあります。
当時は、仕事がつらい理由を「成果を出せていないから」だと思っていました。
だったら、成績を出せば少しは楽しくなるのかもしれない。
そう思って、その日はあらゆるお客様に声をかけ続けます。
結果は、1日で6件の獲得。
もともと1日に1件取れるかどうかだった私にとっては、大きな数字です。
上司はとても喜んでくれて、
「どう?やっぱり取れると楽しいでしょ」
そう聞かれました。
でも私は、曖昧にうなずくことしかできませんでした。
全然、楽しくなかったからです。
もちろん、無理やり契約させたわけではありません。
きちんと説明して、納得していただいたうえでの案内です。
それでも、心のどこかで「お客様を言いくるめてしまったのではないか」という罪悪感が消えません。
営業のトークをしている間、後ろで別のお客様が苛立ちながら待っている。
声をかけた瞬間、迷惑そうに断られる。
それでも件数を取るために、また次のお客様に声をかける。
私は、その仕事にどうしても意味を見出せません。
そのとき、気づきました。
私がこの仕事を苦手だと感じるのは、成績が悪いからではない。
成績が取れても、この仕事を好きにはなれない。
私自身が、この業務に意味を見出せていないんだ、と。
退職後に考えたこと
退職を決めてから、私は「本当はどうなりたいんだろう」と考えました。
人生でやりたいことはなに?何ができたら幸せ?
目の前の仕事が、生活が、ではなくて最終的にどうなりたいのか、今の延長にそれがあるのかを考えました。
出てきた答えは、NOでした。
一生働き詰めの人生は嫌だ。
1日8時間、誰かに時間を拘束され続ける人生は嫌だ。
自分で収入を作れるようになりたい。
ファーストクラスで移動して海外旅行で高級ホテルに泊まるんだ。
もちろん、いきなり働かずに生きていくことはできません。
だから考えました。
体力を比較的消費しない、スキルがつけられる事務職になろう。時間を自分のために使うなら残業が少ない方がいい。自分で収入を作るなら給料は下がっても構わない。
未経験からいきなり正社員の事務職を狙うのは、私にはハードルが高い。
それなら、まずは派遣で実務経験を積もう。
同時に、自分の時間も確保する。
いつまでも派遣は無理があるから期限2年間に決めよう。
その間に英語の勉強と、副業を始める。
2年の事務経験と英語があれば、仮に副業が上手くいかなくても経験を武器に正社員に転職しなおせる。
これが、今の私と理想を両方考えたときの現実的な選択です。
まとめ
新卒で入った会社を1年で辞めるのは、とても怖いことでした。
次がないのではないか。
社会人として甘いと思われるのではないか。
辞めたいと思う自分が甘いだけなのではないか。
何度もそう考えました。
でも、私にとって一番怖かったのは、スキルが身につかず、行きたい未来も見えず、強いストレスを抱えたまま働き続けることです。
この記事では、退職理由の全体像を書きました。
次の記事では、「辞めたいけど甘えなのか」を判断するために、私が使った3つの基準を詳しく書きます。


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